バインライヒホソアカクワガタの飼育(羽化)
おそらく初登場だと思います。バインライヒホソアカクワガタの羽化報告です。
【飼育種】
和名:バインライヒホソアカクワガタ
学名:Cyclommatus veinreichi
産地:ニューギニア産
累代:CB
【羽化までの内容】
体長♂45mm ♀20mm
使用したエサ:くわマット
使用した容器:500cc程度のブロー容器
設定温度:23〜25℃前後
エサ交換回数:交換途中1回あり
羽化までの期間:
♂初令幼虫~約6ヶ月
♀初令幼虫~約5ヶ月
ホソアカ、オオズ系の種、バインライヒです。プルケルスやカウピ等の近縁種となります。
飼育はとても容易です。今回はくわMatで飼育しました。今回使用した容器は500cc程度のブロー容器ですが、プリンカップ300cc程度でも十分大型が出せます。
管理温度も23~25℃程度と比較的温和で、羽化までの期間も非常に早いです。もう少し低温でじっくり育てると♂はまだ大型になりますが、
それだと♀との羽化ズレが生てきます。
次世代を確実に残したい時は小さめの容器を使用して小型の♂を1~2頭作っておくのも良いかもしれません。
またペアリングの際、♂は結構気性が荒いので、このことも考えたら小型の♂の必要性は高いかもしれません。過去の話ですが、
昔初めてオオズ系のホソアカを飼育したのはマルガリータでした。形も名前もとても気に入っていたので、
次世代を確実に残そうと10ペア程ペアリング(同居)させたんです。ところが、♂の気性が荒かったのか、熟成が甘かったのか、
10ペア中7~8♀がペアリング中に★になってしまいました。あれから大型のオオズ系♂はペアリングの際にはどうも苦手意識があります。
体長も大型でない小型種ですが、ボディと大顎のバランスも良く、私はこのオオズ系が大好きです。最近はなかなか見かけなくなった種ですが、
機会があれば一度飼育して見て下さいね。(^^)
5 Comments »
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バインライヒですか。はじめて聞く名前です。 顎がなかなかごつくてかっこいいですね。
Comment by アレックス — 2010年6月23日 @ 12:11 AM
shiho様、バインライヒ、ゴツゴツしてて尚且つかわいらしいクワガタですね! こういうの大好きです。いつか飼育してみたいです。 話は変わりますが、きのこマットでホペイ北峰が72ミリで羽化してきました。非常に満足しておりますが、悲しいかな前蛹或いは羽化直前に死亡する個体が何割か出てしまいました。急激に暑くなったので再発酵した様子でした。常温飼育では、くわマットや完熟マットの方が良いのでしょうか?
Comment by 虫シゲ — 2010年6月23日 @ 11:50 AM
shihoさん、こんにちは! 今日、前にアドバイスを頂いたスマトラオオヒラタの幼虫を入れ物越しに確認しました^^とても、嬉しく興奮しております。本当に、ありがとうございました。 そのことで、質問させて下さい。 スマトラは、国産オオクワガタのような飼育方法(温度、飼育容器など) で、いけるのでしょうか?それと、セミ化するのでしょうか? アドバイスよろしくお願いします。
Comment by ホケチ — 2010年6月24日 @ 5:25 PM
アレックスさん レスありがとうございます。 そうですね、大顎の占める割合が多く目立ちますよね。なかなか格好よいですよ。(^^) 虫シゲさん レスありがとうございます。 確かにくわマットや完熟マットよりはきのこマットの方が再醗酵はしやすい傾向にあると思います。管理気温がかなり上がったしまう場合には発酵熟度が進んでいるマットの方が無難かもしれません。それに最後(終令)の方でしたら、幼虫の成長はもう見込めないので、マットは完熟あるいは黒土でもいけると思います。ご参考までに・・・。 ホケチさん レスありがとうございます。 スマヒラですが、私のやり方では大型を作出したい場合は20℃管理。羽化までの回転を早くしたくある程度の平均サイズを羽化させたい場合は25℃管理で行っています。飼育容器は♂で1100~1500程度です。 国産オオクワとは耐寒温度などが全く違います。オオクワは10℃以下でも平気ですが、スマヒラは厳しくなります。越冬という概念がありませんので、気温は15℃を下回らない方が無難でしょう。容器は大きいのを使用するにこしたことはありません。ご参考までに・・・。
Comment by shiho — 2010年6月26日 @ 7:37 AM
自分の誕生日の日に更新されています(笑)本題ですが小さいのにがっちりしててかっこいいですね
Comment by おぺぺ — 2010年8月18日 @ 6:29 PM